弁護士から「あなたの父が暴力事件を起こした。30万円払えば示談にできる!」と連絡があり、急いで銀行に走った結果
銀行員のおっちゃん、マジでナイスです!!
イラストレーター:水季 あお
投稿者:匿名希望
数年前のことですが、ある日我が家に電話がかかってきました。
内容は、自分の父が暴力事件を起こしたということでした。
父は公務員です。
事務所で後輩を殴ってしまい、殴られた人は鼓膜を破って傷ついたという内容でした。
電話の主は弁護士の方で、いまから30万円を指定口座に支払えばそれで示談にしてやると言います。
これが世の中にばれるとまずいと思った私は、すぐにも銀行にかけつけました。
自分はお金を貯めるばかりで銀行で金を下ろした経験がありませんでした。
勝手が分からず、係員にどうやれば30万円を下せるのかとかなり焦って尋ねました。
すぐにお金の用意がいるからということで焦っていると、係員の人がそんなに急いで何に使うのかと尋ねてきました。
自分は人に言って楽になれたらと思ってその人にだけ内容を話しました。
すると、係員の方は「それは怪しい。事実確認をした方がよい」というのです。
思えば確認なんてしていませんでした。
父に電話しても繋がらないので、事務所に直で電話をしました。
するとそんな暴力事件は起こっていないと言われました。
銀行の方にそれを告げるとやはりそうかと言っていました。
自分のように、普段銀行を使用しないのに、急に焦ってくる客をみると、振り込め詐欺の可能性を考えるのがプロの勘だというのです。
その係員の人の判断に助けられました。
騙されてお金を払う途中までやってしまい、いくらか電話で詐欺師にこちらの情報も話してしまいました。
この反省から、次にはいくら事件だといっても、事実確認を行うという冷静さを持って行動しようと学びを得ました。
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