推し活のためにバイトを増やし節約しまくった結果
一昔前、握手券のためにCDを買いまくり、券だけ取ってCDを捨てる人がニュースになってましたね!
あそこまでハマるとやばいです!!
イラストレーター:本田なめし
よろしくお願いします。
ココナラ
投稿者:匿名希望
これは僕が大学生の頃の話です。
当時の僕は国民的アイドルグループにハマっていました。
CDや写真集、ライブや遠征費など推し活にはとてもお金がかかりました。
特に握手券やチェキ券を得るためにはCDを何枚も買う必要がありました。
当時の僕は実家を出ての一人暮らしで金銭的な余裕はまったくありませんでした。
そのため僕の貯金はどんどん減っていきました。
そこでやめておけば、と今なら思います。
しかし、当時の僕は同じグループを推す仲間たちが課金自慢をしているのを見て、くだらない対抗心を抱いてしまったのです。
僕は推し活のため寝る間を惜しんでバイトを増やしました。当然のことですが、睡眠不足で講義中に寝てしまうことも多くなりました。
バイト代で足りない分は毎日の食費を削り、生活費をきりつめることで推し活費用を捻出しました。
飲み会や遊びの約束も断っていたため、友人からは付き合いが悪くなったと距離を置かれました。
それでも僕は構いませんでした。
新しいCDやイベント、ライブのことで頭がいっぱいだったのです。
そんなある日、僕は倒れてしまいました。
病院では栄養失調と診断され点滴をうけました。
生活状況を聞いた医者からは死にたいのかと叱られて、治療費も手痛い出費となりました。
家に帰った僕は山積みのグッズや壁一面のポスターを見て考えました。
一時的な幸福感と引き換えに、僕はお金を、学力を、友人を、そして命を犠牲にしていたのだ、と……
若いうちは体力も気力もあるので無理ができてしまうものです。
しかし、あのままの生活を続けていたら大きな病気や事故に繋がっていたかも知れません。
今でもアイドルは好きですが、身の丈に合った推し方でほどほどに楽しんでいます。
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